イベント「ディスレクシアの子どもたちへの読みの支援‐DAISYを使ってみよう」

日時:2008年11月1日(土)10時~17時
主催:(財)日本障害者リハビリテーション協会
協力:NPO法人エッジ・(社)日本国際児童図書評議会・ゲートシティ大崎
助成:独立行政法人福祉医療機構「長寿・子育て・障害者基金」
参加費:無料
会場:ゲートシティホール(ゲートシティ大崎地下1階)
*JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線「大崎駅」
下車、南口改札(新東口)より徒歩約1分
東急バス(渋41)「大崎駅」下車
http://www.gatecity.jp/access/index.html

趣旨:
日本ではあまり知られていませんが、
字を読むことに困難な人たち(ディスレクシア)がたくさんいると考えられています。

怠けていると思われることがしばしばありますが、早期から自分にあった情報や
教育支援を受け、学習方法を見出すことができれば、自尊心を失うこともなく、
その才能を伸ばしていくことができます。

そのような子どもたちへの読みを補助し、読みやすい学習教材や図書を作成するために、
DAISY等の情報技術が有効だと考えられます。ディスレクシアへの理解とその支援として
DAISYを知ってもらうために講演会や体験会などのイベントを開催します。

【講演会】
■開会の挨拶
■基調講演
DAISYを利用したディスレクシア支援
河村宏(国立身体障害者リハビリテーションセンター特別研究員)
■ディスレクシアを知ったときの驚き・親の立場から
末盛千枝子(日本国際児童図書評議会副会長)
■ディスレクシアに対する支援-当事者の立場から
藤堂高直(建築家)
■ワークショップ報告ビデオ上映
–昼食–
■ディスレクシアとマルチメディアDAISY-当事者そして教育者の立場から
神山忠(岐阜県立関特別支援学校教諭)
■ディスレクシアへのDAISYの有効性-発表1
山中加奈(兵庫県LD親の会たつの子副代表)
■ディスレクシアへのDAISYの有効性-発表2
田中和美(公立中学校特別支援コーディネーター)
–休憩–
■意見交換会「DAISY図書はどうやったら手に入るのか?」
指定討論者:
井上芳郎(LD親の会・公立高校教諭)
樋口一宗(文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育調査官発達障害教育担当)
–閉会–
(発表者、順序等は予告なく変更になる場合もあります)

★同時開催★
●DAISYワークショップのビデオ上映、作品展示
ディスレクシアの子どもたちにDAISYの楽しさを知ってもらうワークショップを
事前に開催し、その様子を撮影したビデオを上映。同時に子どもたちが
自由に描いた絵とDAISY化した作品の展示を行います。

●DAISY体験・相談コーナー
実際にDAISY図書を体験したり、ディスレクシア児を対象とした教材や
図書作成について相談にのるコーナーを設けます。

●DAISYに関わる機器展示
ハードウェア、ソフトウェアの展示

●ディスレクシアの画家マッケンジー・ソープ氏絵画展
ご自身がディスレクシア(文字の読み書きが困難な症状)でありながらも
成功した画家マッケンジー・ソープさんの絵画展を開催します。

*パソコン要約筆記あり。
*手話通訳・点字資料・磁気ループが必要な方は申込みの際にご記入ください。

申込先・問合せ:
(財)日本障害者リハビリテーション協会 情報センター内
TEL:03-5273-0796 / FAX:03-5273-0615 /e-mail: dinf-j@dinf.ne.jp
URL: https://www.normanet.ne.jp/info/seminar081101.html
担当:有田・太田・吉広・野村

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最近では、読みの障害を持つ本人、家族、担任教員等から
教科書のマルチメディアDAISY化の要望が急速に増えてきました。

今回のイベントでは、今年度から製作を始めたDAISY版の教科書も
「DAISY体験・相談コーナー」でごらんいただけます。