「発達障害児向けデジタル図書製作による在宅重度障害者の社会参加を支援するシンポジウム」
~国連、持続可能な開発目標(SDGs)の「誰も取り残されない社会」の実現に向けて~

日時:2021年12月10日(金)13:30-15:00
場所:リモート(Zoom)

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筋委縮性側索硬化症(ALS)、筋ジストロフィーなど全身性の障害のために在宅を余儀なくされている方々が、発達障害児向けのデジタル図書(マルチメディアDAISY図書)製作によって社会参加及び社会貢献を果たすプロジェクトを実施した。その取り組み等を通じて今後の可能性を考えるシンポジウムを開催する。

本協会では、これまでに発達障害児向けのマルチメディアDAISY教科書の製作・配信を行い、現在1万4千人を超える読み書き障害の児童・生徒がこれを利用し学習に役立てている。さらに本協会では、教科書の他に推薦図書の製作・配信も行っている。

このたび、重度障害のある方がマルチメディアDAISY図書の作成プロセスに参加することについての課題を2年にわたって調査した。ご本人達の作業参加により図書を完成したところである。

本シンポジウムは、当プロジェクトをベースに、マルチメディアDAISY図書の製作を通じた重度障害者の社会参加の可能性及び今後の課題、必要なサポート体制等について、ALS協会等の関係者も含め意見交換を行うものである。

プログラム:
挨拶:君島 淳二(日本障害者リハビリテーション協会 常務理事)  

発表:
・重度障害者の在宅就労の可能性と課題について
 寺島 彰(日本障害者リハビリテーション協会 参与)

・日本障害者リハビリテーション協会のデイジー製作の取り組みについて(デモを中心に)
 西澤 達夫(日本障害者リハビリテーション協会 参与)

・デイジー図書の製作に参加して(当事者の立場から)(事前録画)
 鹿久保 芹菜(脊髄性筋萎縮症患者:デイジー製作参加者)
 尾崎 新(進行性筋ジストロフィー:デイジー製作参加者)
 三好 亮太(頚髄損傷:デイジー製作参加者)
 古関 祐一(脊髄性筋萎縮症:デイジー製作参加者)
 佐藤 弘二(筋萎縮性側索硬化症(ALS):デイジー製作参加者)
 小池 友洋(筋萎縮性側索硬化症(ALS):デイジー製作参加者)

・ICT技術を使用した障害者の社会参加について(支援団体の立場から)
 堀込 真理子
 (社会福祉法人東京コロニー職能開発室所長、東京都障害者IT地域支援センター長・社会福祉士)

・ALS患者の社会参加について(支援団体の立場から)
 青木 良浩(一般社団法人 日本ALS協会 理事・東京支部事務局長)

司会:村上博行(日本障害者リハビリテーション協会 課長)

参加費:無料 

情報保障:手話・要約筆記

定員:リモート100人(定員になり次第締め切ります)

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