なお、「インターネット」と「コミュニケーション支援体制」では「回答なし」の割合が多い。ここには「利用していないので何とも答えられない」という人も含まれると考えられる。 上記の8つの障害種別のグラフを元に作成したものが次の表である。各分野ごとに、利用しやすくなった」人の割合の平均を基準にして、それより10%以上高い割合を示した障害、10%以上低い割合を示した障害のみを取り出した。また、15%以上の差があった障害は太字のイタリックとした。なお、言語障害のある人は合計8人のみであり、評価は控えた。 「生活環境」の4分野をみると、肢体不自由のある人では「利用しやすくなった」人の割合が高く、知的障害、発達障害、精神障害、内部障害のある人では平均よりかなり低い。 「情報・コミュニケーション」の4分野でも知的障害、発達障害、精神障害、内部障害のある人では平均より低い傾向が見られた。この分野では聴覚障害、視覚障害のある人での「利用しやすくなった」人の割合が高い。 肢体不自由のある人と内部障害のある人とでは大きく異なった認識が見られた。内部障害のある人と難病のある人とでも大きな差があった。視覚障害のある人と聴覚障害のある人を比べると、同じ傾向を示す分野が多いものの、「マスメデイア」では聴覚障害のある人が利用しやすくなった割合が平均よりかなり高く、視覚障害のある人ではかなり低いなどの違いも見られた。これらのより詳しい検討が必要とされる。 全体的に見て、とくに精神領域の障害(知的・発達・精神)および内部障害のある人たちがこれらのバリアフリーの進歩から相対的に後れをとっていることが伺われた。これらの人々の中には「もともととくにバリアフリー化を必要としなかった」などで「回答なし」となった人も考えられるが、より詳しい検討が必要とされる。 問39生活環境、情報・コミュニケーション全般について、あるいはこの調査全体についての自由記述 この最後の設問には全体の半数近い940人が、合計1059件の記述をした。設問ではある程度記述内容を限定していたが、実際には表に見るように障害者施策の他の分野についての意見や、「その他」と区分される内容も多く寄せられた。「調査について」の記述が最も多く352件で、そのうち調査項目・内容についての意見が最も多かった。なお、実際には一つの回答がいろいろな内容を含んでいる場合がほとんどであるが、 下記の区分は主な点で区分している。例えば、「公共施設のバリアにも問題はあるが、最大の問題は人々の理解や態度である」や「ハードはよくなったが点字ブロックの上にものを置くなど理解は進んでいない」等の記述には「公共施設」、「交通」などにも関連はしているが「理解」の項目に数えている。 これらの自由回答は主に意見や要望なので、「困ったこと」、「対応」、「提案」という区分を設けずに事項・分野別に代表的なものやとくに重要な指摘と思われるものを紹介する。なお全体的に、よくなった、感謝しているという主旨の記述は少数で、問題点の指摘がほとんどであった。 太字のイタリックは平均より15%以上の差のあるもの。言語障害は回答数が少ないので評価から除外。 表障害種別に見たこの10年の変化の概要 「利用しやすくなった」人の割合が平均より 10%以上低い 10%以上高い 知的発達精神内部 肢体視覚 交通 知的 精神内部 肢体 難病 公共施設 視覚聴覚知的発達精神内部 肢体 難病 住宅 知的発達 内部 肢体視覚 生活用品 視覚 発達精神内部 聴覚難病 マスメデイア 知的発達精神 肢体視覚聴覚難病 インターネット 知的発達精神 肢体視覚聴覚 電話・携帯電話 知的発達精神内部 視覚聴覚 コミュニケーション支援体制 1 交通 市営バスがもう少しあいそうがよかったらのるけど、あいそうが悪いです。バスの運転手はけいたいをかけたり、バスの中でガムを食べたりしないようにしてほしいです。(女性、30代、知的障害・精神障害) 補助犬法が出来ていろいろなところに入れるようになったはずなのですが、まだ入店拒否やタクシーなどの乗車拒否にあうことが多いです。誘導ブロックもたどっていくとどこにつくのかわかりにくい。音声信号機を増やしてほしい。(女性、50代、視覚障害) 車イス利用(歩行不可)で外出は自家用車(自分で運転)を利用しているが、駐車場利用に困っている。大型施設では車イス用のスペースを設けている所も多くなっているが、明らかに障害のない人も平気で止めるため困る。係員のいない所ではコーンが置いてあり、止められない。車イスマークの乱用は何とかならないか。 車イス用駐車スペースは、車イス利用者本人が運転して駐車する場合、車イスの積み降しに運転者側に約1mのスペースが無いと、車イスの積み降しができない。車イス用駐車スペースはこのために設けられているのではないか。健常者が駐車するのは論外であるが、車イスマークを車に貼ってあれば歩行可能な人も平気で止めている。外国のように明確な罰則規定が必要。これが無いために私達も注意もできず駐車場の係の人も強くは言えないでいる。車イスマークは何故市販されているのか、何の規制もないのか。行列ができる入場の場合優先的に入場できることはいらない。不公平である。その代わり、ほんとに必要な所については法律を作ってでも守ってもらいたい。(男性、50代、肢体不自由) (単位:件数) 71 交通 交通71 17 トイレ 公共施設・住宅・生活用品61 11 住宅 7 生活用品 26 全般 104 情報 情報・コミュニケーション133 29 コミュニケーション 86 市民理解 他分野259 41 自立支援法 33 その他福祉 31 所得・経済・負担 21 医療 19 労働 15 災害・緊急時 6 専門職員 4 ソフトが不十分 3 差別 238 調査項目・内容 調査について352 67 調査・活用 39 調査・方法 8 調査・結果報告 13 障害者の意見を その他183 10 障害者の自覚を 14 不安・健康や加齢 13 不安・将来他 133 その他 内部障害者は、外見からは分かりにくく、体調が悪くても駐車場(スーパーやデパート、公民館等)の障害者マークの付いているスペースを使えない。自分自身の問題かもしれないが健常者が障害者用を使っていると誤解されるのがイヤなので。(女性、40代、内部障害) 自家用車をもたず、歩行は不自由だが、自転車なら利用して駅まで行ける。地下駐輪場はおろせない所もあり困る。歩けずやむなく何回も利用する者にとって駐輪代の配慮が望まれる。路上にやむなく自転車をおき、引き上げられ大弱りした。障害者用乗用車のような配慮がほしい(特別のマークを貼りつける、料金の割引きなど)。(女性、70代、肢体不自由) 2 公共施設・住宅・生活用品 オストメイト対応トイレの設置を障害者トイレに一部改修をして利用出来るようにしてほしい。(汚物流し、フックの取付けが最小限必要)。自宅の改修(対応トイレ設置)について補助が出来るようにしてほしい。(男性、60代、内部障害) 視力障害者が男性用トイレに行く場合、立つ場所を確認する為に、便器にさわっているのを良く見かけます。いくら小便がかゝらない上の方であっても、気の毒です。立つ場所を正確に知らせる為に足元に何か工夫できないものか、考へてほしいと思います。そのような男性用トイレはまだ一つも見かけていません。(男性、70代、肢体不自由) 公共交通機関や、ホールなどは、本当に使いやすくなったと思う。ただ、鉄道は「車イスの方は一番うしろに」とか、劇場は「専用席に」とか特別な場所に誘導されるため「車イスではない歩行障害者」といっしょのときには、よけいに歩かせてしまうので、気を使う。また複数の友人(車イスではない人)いっしょのときは分けられてしまうときもある。また、私の住んでいる住宅は公営の車イス住宅で、自分の住まいはバリアフリーだが、同じ棟や別の棟の一般住宅には、1階でも階段がついており、行くことができない。「車イスの人も使える」だけでなく、今後は「共生」の視点から、障害のある人とない人が分けられることなく、交流できる環境づくりを期待したい。(女性、50代、肢体不自由) 市営住宅を老きゅう化の為出なくてはいけないが、グループホームなど施設や、代わりの住宅がなく困っている。将来が不安。(男性、50代、精神障害) 近代機器の普及によって便利になった物もあるが、それによってかえって複雑になる物もできてきた、その辺を誰にでも、いつでも、どこでも利用しやすい環境を作っていただきたい。(男性、40代、肢体不自由) 最近、電気製品など、リモコンがパネル式になったり、機能が複雑だったりして、視覚障害者には不便になっている事が多い。駅もバリアフリーを進めていこうとしており、駅員の対応もよくなっていると感じるが、券売機がタッチパネルになってきて、駅員の数も少なく逆に不便になってきた面もある。(女性、20代、視覚障害) 3 情報・コミュニケーション テレビ、新聞でよく旅や観光地の番組を見るが、私達身障者が行けるか、行けないかは話さないし、書いてもいない。(女性、50代、肢体不自由) 聴力を失い、絶望と戸惑いの日々の中で、一生懸命に生きています。ご近所とのコミュニケーションは、私が聞こえないことを公表した日を境に、皆様が私を避けられますし、「今迄と同じ様に、話をして下さい」とお願いしても頭をさげる挨拶のみとなりました。淋しいことです。補聴器も効果なく、音を失った今、外に出る様に心掛けていますが、この世の中、健聴中心の世界です。街の中に電光掲示板があり、その場所の情況や速報等が分るようになれば、心強いと思います。(女性、50代、聴覚障害) 銀行や郵便局でも自分が使える順番というのは使い方がわかるようにカードをわたしてあるので、数字で何番が出るかで、自分がわたされたカードを見ていれば、自分の順番であるとわかりやすいです。(男性、30代、聴覚障害) 要約筆記の団体派遣(集会・会議・活動に対し)が認められないというのは実態を知らないお役所仕事。個人派遣を個々に頼んで集った要約筆記者にOHPをしてもらうということも認めないと言われては我々は社会参加の足を止められたことになる。講演会や会議で一人の人がずっと書き続けるのはムリ。個人派遣ではいけない。(女性、60代、聴覚障害) 携帯電話、便利がよすぎてかえってプライバシーがなくなってきている。(男性、30代、精神障害) 重度障害者の方にとっては、コミュニケーションツールは、良くなってきているであろうが、軽度の障害者にとってはあまりこれと言って変っていない様に思える。コミュニケーションツール云々より地域の人々とのコミュニケーションの方が大事ではないか?(男性、40代、精神障害) 生活環境については、行政関係など対応が少しづつではあるが、改善されつつあります。情報関係では個人情報の取扱いが規制されており新らしい障害者とのコミュニケーションがとれにくくなった。(女性、60代、精神障害) 会社で急な「送別会」があり、個人でボランティアを(手話通訳)知人に頼み、飲み会費をボラの分も負担した。急な用の時でも、手続きに日数かけず、即座に通訳に来てもらえる体制が欲しい。たかが飲み会、お茶会とはいえ通訳が居て、周囲の話が聞けると聞けんでは楽しみ方、充実感が雲泥の差です。人間関係を豊かにするためにも必要です。(女性、50代、聴覚障害) 行政の考え方の中に障害は軽いから、ある程度、障害の等級によって、差別がある。例えば年末年始、GW中の手話通訳、要約筆記の緊急連絡網が、6級の私にはない。「必要ないからという声が多かったから」という理由。他の6級の人は知らないが、私は言葉が聞き分けできないので、はっきり何を言いたいかが読めず、必要な時が多い。一部の人は必要なくても、障害者扱いになっている以上、等級によって差別しないでほしいし、情報保障はきちんとしてほしいと思っている。そのような行政への働きかけなどやってほしいと思う。(女性、40代、聴覚障害) 4 他分野 大動脈炎症候群という病気は、患者により病変部が様々で病態の重症度の差も大きい。私はとても軽い方だと思いますが、体調にとても波があり、悪い時は一人で行動することができません。しかし、障害とはみなされず、手帳や年金の給付も受けることができません。難病手帳のようなものがあるといいと思います。(女性、40代、難病) 障害者が一番困っているのはお金である。(男性、40代、精神障害) 私は全盲です光も入っておりません。アンケートの答えにあてはまる物がなくこまっております。たび々アンケート調査に協力の依頼があるのですが、そのたびに、こまっております。全盲は何んでも出来るのですが、物のある所がわからないと言う事です。外出はすべて移動介護を利用させていただいております。何度か出かけすべての構造が頭の中に入った時始めて1人であるけます。介護支援制度が制定された時たくさんの項目の調査がありました。たとへば食事は自分でたべられますか?服は着られますか?等、全盲の方は全員、ハイと答えておりました。でも手のとどく所においてないとだめなのです。申しわけありません、くど々書きましたが、これが現実です。よろしくお願い致します。(男性、60代、視覚障害) 聞こえる人なら普段何気なく耳にしている世間の情報や常識を知らなかったために、恥をかいたり要らぬ誤解を受けたりする。このような事が繰り返すとコミュニケーションに自信をなくし、生活全般に消極的になり、ときには引きこもりになってしまうこともあるので、聞こえない人のための相談機関やメンタルケアが必要だと思う。(女性、20代、聴覚障害) 見た目で判断出来ない内部障害者はまだ世間に理解されない事が多いです。携帯酸素を引いていても、障害者優先とうたっているエレベーターの使用を拒まれた事があります。電車等の優先席も座るのに気が引けます。また席をゆずられる事もありません。街中に出ても座って休む場所もなく、休みたいがために喫茶店に入り飲みたくもないコーヒーを高い料金は払って飲 む事になります。医療費も結構家計に重くのしかかります。ハッキリ言って赤字です。おちおち入院も出来ません。障害者、特に内部障害者を取りまく環境は非常に厳しいです。(女性、30代、難病) まだまだ社会に気を使わず出ていく事はむずかしい。何をやるにも「お願いします」「すみません」「ありがとうございます」を言わなければならずつかれる。(女性、50代、肢体不自由・言語障害) テレビに字幕番組が増えてとっても楽しくなった。しかし聴覚障害者が健聴者の中で片身の峡い想いをする社会である。もっと、情報機関が、障害者も健常者も同じ人間として、それぞれの権利を広めていって欲しい。字幕がつけば、見にくいと言って字幕を消してしまう人。そこに聴覚障害者がいるかもしれないのに。「すみません。字幕つけたままにして下さい」と聴障の人はいいにくいです。(女性、50代、肢体不自由・聴覚障害) 啓発活動や講演、講座等で障がい者についての認識を深めてもらうために、ノーマライゼーションの見地から訴え続けているのですが、一般市民、行政関係機関等々、“ノーマライゼーション”“バリアフリー”等の言葉だけが先行していき、 健常者、障害者というすみ分け部分のまゝで、一般市民としての意識格差が埋ってこない、そのためにもっと活動していかなければと思うのですが、どこかで意識が空回りしていってる現状です。どうしたらいいのか、方法が間違っているのか、悩んでいます。よい方法があったら教えて下さい。(男性、50代、視覚障害) 自閉症の子は視覚的情報が優位なので、場所などわかりやすいシンボルマークがあるとわかりやすいので、社会全体としてそんなバリアフリーも必要だと思っている。コンビニなど知的障害自閉症の子どもでも、社会参加の練習としていきたいので店側に理解をおねがいしていきたい。(男性、10代、知的障害・発達障害) 5調査について たいへんわかりやすい、具体的な質問項目が多く良いと思いました。しかし質問項目中にあてはまらない部分が30%ほど見かけます。聴覚障害者の特性ゆえかも知れませんので、接近している項目に○印させて頂きました。聴覚障害者であれば、手話が必要と誤解を与えないでください、20%(手話)80%(筆談)が普通です。(男性、60代、聴覚障害) 調査内容が大ざっぱな印象を受けます。障害種別ごとにもう少し深い質問があっても良かったのではないかと思います。この調査結果が有効に使われることを願います。(男性、60代、視覚障害) このアンケートの調査項目は、身体障害のあるひとを対象に作られたもののようです。知的障害者にはあまり適切な設問ではない箇所が多く、適格な回答ができたとは云えません。これで集計されても、三障害全般にわたるアンケートとは云えないのではないでしょうか。(代筆者・父)(女性、40代、知的障害) こんな調査で、精神障害者がこまっていることがわかるのですか。進んでいる身体障害者のことでなく、遅れているものがどんなにこまっているかを調べて下さい。(男性、30代、精神障害) 主観的な印象を聞くアンケートのような気がします。もっと事実を聞く項目を備えた方がいいのでは?障害の種類(機能別、形態別)を特定化して、質問項目を別だてにした方がいい。(男性、50代、内部障害) 調査アンケート等でいつも感じる事は、私達精神障害の特異性をふまえた質問ではないことです。生活全般のしずらさは、移動ができないとか、そんな問題では有ません。拘りから来るところが多く、障害の状態も病状によって変化し、不変的なものではないことを理解して頂いた上での精神にも関りのある項目にして下さい。(男性、40代、精神障害) 回答に2時間要した(疲れた)。(男性、50代、視覚障害) 同じ様な選択項目はまとめて質疑する方途を考へられたい。記入していて、いやになる。(男性、80代、内部障害) 単独外出、付添ありの外出の場合では解答が大変違うと思います。配慮してください。(女性、60代、視覚障害) 重度の知的障害児は一人で外出することはなく、活字、ラジオ、インターネットから、情報を得ることもできません。質問は、重度の人にとって、意味のないものです。常に介助者がそばにいて、生活している人の生活の様子は、このアンケートではわかりません。答えられない質問も多くありました。代理記入者より(母)(男性、20代、知的障害) 一人で利用して困った事は、おそらくたくさんあっただろうと思われるが、大変な事をしないかぎり、いちいち連絡はこない。(男性、20代、知的障害・発達障害) 私は介護者と一緒に外出したり、生活することが多いから、特に困らない事が多い。でも完全に一人でやるとしたら、困る事がいっぱいある。だから、「特に困らない」と書いてもその背景を考えてほしい。(女性、40代、肢体不自由) 聴覚障害における、困りごとは、ほとんどが人とのコミュニケーション。トラブルをおこさないために、人との接触をできるだけ少なくしていくくせをつけてしまった。他の人に対する遠慮で不便を言えない場合も多いと思うので、そのあたりを書けるようにしたら、もっと良い調査ができると思う。(男性、60代、聴覚障害) このような調査を何度もして当事者の声が反映されるようにしてほしい。学者や研究者の立場ではなく、利用者側の立場で、これからのことを考えてほしい。(女性、30代、視覚障害) これだけの質問アンケートに答えた訳やから、しっかりとした障害者施策を計画してほしい。(男性、30代、精神障害) 6 その他 バリアフリーと言っても、障害者の意見を聞かずに作ってしまい、使えないトイレの手すりや、テーブルの高さなど、たくさんの使えない物だらけ。せっかく作るなら、私たちの意見を聞いて作って欲しい。(女性、30代、肢体不自由) ハートビル法その他が聴障者に配慮が少ないのは、クレームが少ないからでなく、クレームの手段が少ないことに気づかれていないからと思っています。(男性、60代、聴覚障害・内部障害) 昔に比べると、健常者の障害者に対する見方は好意的になっていると感じる。しかし、障害者=車いすor寝たきりなどの画一的な理解が一般的な感じがする。駅の話で書いたように、普段は健常者と変わらなくても、ほんの少しの距離が辛かったり、ただ疲れやすい体だというように見た目には分かりにくい障害者もいることを知ってほしい。人の性格と同様に障害者の障害の種類や程度は多様であることを知ってほしい。そのためには、障害者がただ情報を待っているだけでも、一方的に訴えかけるだけでも駄目で、相方向的に情報や意見、感情を伝えあう場がこれからは必要だと感じる。健常者の身近に障害者がいることが一番大切で、障害者はもっと社会に出ていくための気持ちの面での努力が不可欠だと感じる。そうした中でお互い(障害者と健常者)が理解しあい、共に快適に暮らせる社会ができると思う。(男性、20代、内部障害) 障害者本人の意見が、政策を作る人々にまでしっかり届けられるのは大切なことだと思います。もっとおこなってください。障害者を困らせるのは、もちろんハード不足が多いのですが、問題は少しづつ「ハード不足」から「一般のモラル低下によってせっかくの作ったハードがいかされない」という問題へ移行しつつあるように思います。自然に行なわれていた「助け合い」がへり、「障害者への優遇に対するしっと」という新たな差別も生まれつつあります。不当な優遇なのか、本来のハンディをうめるためのものなのかが、一般の人が障害のことを知らないあまりに、区別できず、混乱が生まれている、そんな感じです。ハンディはきちんと自覚し、正当な優遇は求めていく、そのためにより一般の人に理解が広まるような運動をしていく、そういう障害者側の自覚も大切だと思います。(女性、40代、肢体不自由) 知的障害は普通にみえる子が声出したり変な行動をとるのでやはり、知らない人から見たら「何だ?!」の世界です。それに対して居直る位の気持にならないと世の中生きていけませんんが、 強すぎても「何だ障害者のくせに」なんです。よいバランスで強くひかえめに生きていければと思います。養護学校に行っても施設に入っても、わからない先生も多くいます。すべてに対して希望を失ってしまう家族がでないようにと願います。1日たったひとりに声をかけてもらっても生きていけると思えたりするのが障害児の母です。今、笑っててもうちの中では死んでしまおうと思ったりもします。できるだけの団体、地域に顔を出し助けあいたいと思います。(男性、10代、知的障害) 内部障害者の生活制限はバリアフリーとはあまり関連がないと思います。疲れやすいとか、食事制限、水分制限など、生活が制限されますが、一般的に言う障害とは違いまだ不便を感じるまでになっていないのが実状です。違う意味でのバリアフリーかも知れませんが、摂取できない食物が多すぎるので、食べられる物、栄養保助食品に充実したものがあればと思います。(男性、50代、肢体不自由) 当初(30年前に発病)に比べれば住環境も、周囲の人が我々を見る目も大分変わったように思います。これも「完全参加と平等」のスローガンのたまものと思います。ぜひ、このペースで我々の地位も上昇してゆければと思います。それには、まず、我々がたゆまぬ努力と真摯な気持ちを持ち続けることだと思います。(男性、50代、肢体不自由) 年金生活で、今の時代は、遊びや、欲しい物が手に入らない。情報器機使用すれば、悪影響される、そんな時代だ。今れからの先生きて行くのが一番強く、不安に感じる。色々な税金が上がる一方だ、何も買えない、どこも行けない。(男性、60代、肢体不自由) 私達の住んでいる市では近くのターミナル駅が建て替えられ、駅裏への連絡通路ができたり、エレベーターやエスカレーターが設置されたり、また大きな総合病院が、増改築されて、大変明るい待合室やトイレになり、利用していて心地良くなりました。近くのショッピングセンターも改装され、明るく楽しい売場になりました。また途中の国道沿いの歩道、自転車道は幅が充分に広くなり、安心して、快適に歩けるようになりました。散歩に出掛ける公園の入口や、奥まった休憩地点に、綺麗な水洗トイレが建設され、安心して利用できるようになりました。また、毎日利用しているJR東の駅の待合室の冷暖房が、最近石油ストーブなどから、エアコンディショナーになりました。室内の空気が清浄で、大変快適になりました。区からの連絡は、各家庭に設置されているFM無線広報機によって随時放送されます。広報紙と併せ、行政情報は、ほぼ100%入手できるようになりました。グループホームでの個人生活も、また一歩外へ出ての社会生活も、安心で、快適なものとなりました。週日、毎日通っているリハセンターのデイケア参加も、ほぼ満足なものであります。地域社会も含め、今日の日本国建設に携われた政府関係者、都道府県政関係者、市町村政関係者、そして広く国民の方々に、生活者、利用者として深く感謝申し上げる次第であります。〜以上〜(男性、60代、精神障害) いつのまにかインターネット、ラジオ、TV、ステレオ、等にがんじがらめになってしまうのはいけないと思う。確実に病状が悪くなる。交通機関や施設や仕事で、昼間居場所を作り、メンバーと交流して、少しは社会とつながって、という人こそが向上して行ける。(男性、30代、精神障害) 21世紀は福祉の時代といわれるが、人々の理解、政治的財政的援助はまだまだと思う。冷たい機器のみが開発されるのではなく、多くの人々の心の中にお互いを助けあう精神や愛情の豊かさをはぐくむ芽が育てばと思う。宗教的、道徳的な知識の教育、人間関係のあり方など、心に根ざした環境改善が必要と思う。(男性、40代、精神障害) この調査は障害者団体や学識経験者からなる調査委員会で計画され、各障害者団体を通じて全国の障害をもつ人と書いて有りますが、学識経験者や団体さんにおたずねします。障害者は病気、事故、労災、テロ等いろんなことで障害者となります。この障害者と言うことばをもっと明るいことばに考えられないものか、もうそろそろ新しい時代へ。(男性、60代、難病)