U情報・コミュニケーション ア マスメディア(テレビ、新聞など) 問23テレビ ・「見る」人は、93.4%(2047/2191人)で、ほとんどの人がテレビを見ている。・障害種別にみても、言語障害者100%(8/8人)、内部障害者99.4%(358/360人)、難病98.0%(99/101人)、聴覚障害者96.5%(194/201人)、肢体不自由者93.5%(484/518人)、精神障害者91.3%(272/298人)、知的障害者91.0%(171/188人)、発達障害者89.5%(43/48人)、視覚障害者88.3%(211/239人)とすべての障害でほとんどの人がテレビを視聴している。最も割合が少ない視覚障害者でも88.3%であり、テレビが日常生活に深く根付いていることがわかる。 問23あなたはテレビを見ますか。(視聴しますか) 合計 回答なし 見ない 見る 2,191人 55 89 2,047 100.0% 2.5% 4.1% 93.4% ・テレビを見ている人のうち、テレビを見て(視聴して)困ったことがあった人は、30.4%(622/2047人)で、なかった人は、65.1%(1333/2047人)であった。 ・困ったことがあった人の障害種別の内訳は、聴覚障害者87.6%(170/194人)、視覚障害者75.8%(160/211人)、言語障害者37.5%(3/8人)、発達障害者27.9%(12/43人)、難病24.2%(24/99人)、精神障害者22.1%(60/272人)、知的障害者19.9%(34/171人)、肢体不自由者13.0%(63/484人)、内部障害者10.3%(37/358人)であり、当然のことであるが、聴覚と視覚の感覚障害のある人々がテレビを見て困ったことがあると答えている人が多い。また、言語障害者も多いことは想像できるが、内部障害者の場合もテレビを見て何に困っているのかが興味深い。 ・困ったことを分析してみると、聴覚障害者で困ったことで多かったのは、「字幕がついていない」90.6%(154/170人)が圧倒的に多く、視覚障害者の場合は、「音声解説がない」77.8%(124/160人)、「画面上の重要な情報(緊急情報など)や、外国語の翻訳(字幕)が、画面でしか見られない」76.3%(122/160人)の2つが突出している。言語障害者は、サンプル数が少なく、結論的なことは言えない。サンプル数が一定数あるもので障害別に目立ったものは、知的障害者と精神障害者で「内容が難しい、分かりにくい」と答えた人が多かったことである(それぞれ、58.8%(20/34人)、35.0%(21/60人))。 また、「テレビ本体やリモコンなどを操作しづらい」についても、肢体不自由者41.3%(26/63人)、知的障害者32.4%(11/34人)、視覚障害者29.4%(47/160人)が理由としてあげている。(障害種別によるクロス集計表:215p表37) 問23−1テレビを見て(視聴して)困ったことがありますか。 合計 回答なし ない ある 2,047人 92 1,333 622 100.0% 4.5% 65.1% 30.4% 問23−2困ったことは何ですか。 ・テレビを見ない理由で一番多かったのは、「その他」44.9%(40/89人)であり、特段の理由はないようである。(障害種別によるクロス集計表:216p表38) 問24新聞、雑誌 ・「読む」人は、84.3%(1848/2191人)で、ほとんどの人が新聞、雑誌を読んでおり、「読まない」人は、少数(11.8%:259/2191人)である。 ・「読まなかった人」を障害種別にみると、知的障害者31.9%(60/188人)、発達障害者29.2%(14/48人)、精神障害者14.4%(43/298人)、言語障害者12.5%(1/8人)、視覚障害者11.3%(27/239人)、難病9.9%(10/101人)、肢体不自由者8.5%(44/518人)、内部障害者1.9%(7/360人)、聴覚障害者1.0%(2/201人)であった・ ・「読む」人のうち、新聞・雑誌を読んでいて「困ったことがある人」は、26.4%(488/1848人)で、「困ったことがない人」は、67.9%(1255/1848人)で困ったことがある人は多くはない。 問23−3テレビを見ない(視聴しない)理由は何ですか。 問24−1新聞、雑誌を読んでいて困ったことがありますか。 合計 回答なし ない ある 1,848人 105 1,255 488 100.0% 5.7% 67.9% 26.4% 問24あなたは新聞、雑誌を読みますか。(点訳・音訳(朗読)サービスを利用して読んだり、点字新聞や点字雑誌を購読することも含む。) 合計 回答なし 読まない 読む 2,191人 85 258 1,848 100.0% 3.9% 11.8% 84.3% ・困ったことがある人の内訳は、「内容が難しい・分かりにくい」36.5%(178/488人)、「イラストや解説が少ない」15.4%(75/488人)、字が見にくいまたはデザインが見にくい」45.5%(222/488人)、「点訳や音訳(朗読)などのサービスが利用しにくい」5.7%(28/488人)となっており、読む人のなかでも内容がわかりにくいと感じている人が多いことがわかる。・「内容が難しい・分かりにくい」と答えた人を障害種別にみると、発達障害者100.0%(7/7人)、知的障害者84.4%(27/32人)、言語障害者66.7%(2/3人)、聴覚障害者58.3%(35/60人)、精神障害者50.0%(29/58人:)、肢体不自由者30.5%(29/95人)、難病26.9%(7/26人)、内部障害者20.4%(11/54人)、視覚障害者5.6%(5/90人)であり、高次脳機能の障害のある人々は、新聞・雑誌を読んでいても、内容の難しさを感じていることがわかる。また、特筆すべきことは、聴覚障害の場合も同じ訴えをしている人が多いことである。(障害種別によるクロス集計表:217p表39) ・新聞・雑誌を読まなかった人に対する、なぜ、読まなかったかを質問した結果は、「必要がなかった」50.0%(129/258人)、「設備・環境や条件が整っていなかった」4.3%(11/258人)、「必要な介助などのサポートや情報が得られなかった」3.9%(10/258人)の順であり、設備や介助などの環境面の問題は少ない。(障害種別によるクロス集計表:218p表40) 問24−2困ったことは何ですか。 問24−3新聞、雑誌を読まなかった理由は何ですか。 問25マスメディアの利用についての自由記述(ラジオも含め) 問25ラジオも含め、マスメディアの利用について、具体的にどのようなことで困りましたか。また、それに対してどうしましたか。その結果はどうでしたか。改善に向けたご提案なども含め、自由にお書きください。 新聞・雑誌に関して困ったことについて、上記の「内容が難しい、分かりにくい」、「イラストや解説が少ない」、「字が見にくい、またはデザインが見にくい」、「点訳や音訳(朗読)などのサービスが利用しにくい」以外に多かったものは、放送の内容についての問題である。障害に対する無理解や偏見の助長を懸念する声が多かった。特に、精神障害の人々は、犯罪と精神障害を結び付けられることに対する危惧の声が多かった。・メディアの一方的な考えや偏りが報道され、メディア側からの都合良い情報があまりにも多い。メディアと視聴者の双方性と専門家による討論を交えるべきと思う。(男性、30代、肢体不自由) ・マスコミはすべて表現の自由をたてにして一方的に情報、情報といいながらやはりマスコミ関係者の主観による偏向があると思う。したがってマスコミは自分にとってあまりありがたい存在ではない。(男性、60代、視覚障害) ・ドラマなどで「手話」が大々的に取り上げられ、世間には聴覚障害者=(イコール)手話という思い込みが根付いてしまっている。時には手話が出来ない方が悪い(おかしい)と考えている健聴者もいる。非日常的な事に魅かれる心理は分かるが、たとえドラマであっても、世間への影響を考えて放送して欲しい。手話を使う人、車イスの人、全盲の人などだけでなく、補聴器や口話、読話を使う人、ツエを使う人、色盲や視野の狭い人も、同じように不自由しているのであるから、そんな人達への介助法や理解を求めるドラマも作って欲しい。障害を比べて欲しくないのです。(女性、40代、聴覚障害) ・犯罪と精神障害を結びつける報道が困る。偏見を強めてしまう。(男性、40代、精神障害)・1型糖尿病に関する報道で「若年性糖尿病」「小児糖尿病」「重症な糖尿病」とアナウンスされることが多いが、現在はそのような呼び方はしていない。(女性、30代、難病)また、視覚障害の人々からは、テレビの解説放送に関する要望が多かった。 ・テレビで「ごらんのとおりです」と字幕だけで情報を流されても視覚障害者にはわかりづらい。(女性、30代、視覚障害) ・TVで字幕のみで「あて先はこちらです。」で終わってしまうのには困る。あきらめざるをえない。(男性、20代、視覚障害) ・バラエティ番組などで、画面上で文字がでているだけで、わからない。クイズの答えがわからない。(男性、20台、視覚障害)また、聴覚障害の人々からは、字幕に対する要望が多かった。 ・緊急特別放送の時は、字幕がないので、必要な情報が分らない。生死に関わる。(男性、40代、聴覚障害) ・CMにも字幕を付けてほしい。NHKの字幕バックが黒でうしろの一般字幕が見にくい。(男性、50代、聴覚障害) ・字幕がつかないとわからないので、数多くの番組に、字幕をつけてほしい。生番組(ニュース、スポーツ)などの字幕は文節がバラバラだったり、おくれるのでよみづらい。(女性、40代、聴覚障害) イインターネット 問26インターネット ・過去1年間にインターネット(パソコンのホームページや電子メール)を利用した人は、49.0%(1073/2191人)、利用しなかった人は、47.8%(1047/2191人)で、利用する人と利用しない人がほぼ半数がであった。内閣府「消費動向調査」によれば、6歳以上の人のうち2003年にパソコンを利用した人の割合は、44.6%であったので、障害のある人々の利用率は、一般の利用率と同程度と考えられる。 この利用率を地区別で比較すると、下表のようになり、中・四国地区の利用率が若干低いものの全国的に高い利用率であり、障害者のインターネットに対するニーズの高さを物語っていると思われる。 問26過去1年間でインターネット(パソコンのホームページや電子メール)を利用しましたか。 合計 回答なし しない した 2,191人 71 1,047 1,073 100.0% 3.2% 47.8% 49.0% 過去1年間でインターネット(パソコンのホームページや電子メール)を利用しましたか。 計 回答なし しない した g(1) 268人 8 121 139 @北海道・東北 100.0% 3.0% 45.1% 51.9% 510人 15 218 277 A関東 100.0% 2.9% 42.7% 54.3% 424人 14 205 205 B中部・甲信越 100.0% 3.3% 48.3% 48.3% 348人 10 168 170 C近畿 100.0% 2.9% 48.3% 48.9% 301人 10 170 121 D中・四国 100.0% 3.3% 56.5% 40.2% 304人 7 146 151 E九州・沖縄 100.0% 2.3% 48.0% 49.7% 36人 7 19 10 回答なし 100.0% 19.4% 52.8% 27.8% 2191人 71 1047 1073 計 100.0% 3.2% 47.8% 49.0% 問26−1利用していて困ったことがありますか 合計 回答なし ない ある 1,073人 56 475 542 100.0% 5.2% 44.3% 50.5%