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”障害者のリハビリテーションに関する調査研究と国際的連携のもとに障害者のリハビリテーション事業を振興することを目的としています。”

 

Ⅲ 全体についての質問

この10年間の変化

問38 あなた自身にとって、次の分野はこの10年間で利用しやすくなりましたか。

問38 この10年間の変化

この10年間の変化の棒グラフ

いずれの分野でも「利用しにくくなった」(「やや利用しにくくなった」と「とても利用しに くくなった」の合計)は非常に少数で、全体としてのバリアフリーが進んだことが伺われる。 とくに交通機関、公共施設(公的機関や商店・銀行など)、電話・携帯などでは6割前後が「利 用しやすくなった」(「やや利用しやすくなった」と「とても利用しやすくなった」の合計)と 答えている。

しかし「住宅」、「コミュニケーション支援体制」、「インターネット」、「マスメデイア」、「生 活用品」などではそれが5割未満だった。

なお、「インターネット」と「コミュニケーション支援体制」では「回答なし」の割合が多い。 ここには「利用していないので何とも答えられない」という人も含まれると考えられる。

上記の8つの障害種別のグラフを元に作成したものが次の表である。各分野ごとに、利用し やすくなった」人の割合の平均を基準にして、それより10%以上高い割合を示した障害、10% 以上低い割合を示した障害のみを取り出した。また、15%以上の差があった障害は太字のイタ リックとした。なお、言語障害のある人は合計8人のみであり、評価は控えた。

「生活環境」の4分野をみると、肢体不自由のある人では「利用しやすくなった」人の割合が 高く、知的障害、発達障害、精神障害、内部障害のある人では平均よりかなり低い。

「情報・コミュニケーション」の4分野でも知的障害、発達障害、精神障害、内部障害のある 人では平均より低い傾向が見られた。この分野では聴覚障害、視覚障害のある人での「利用し やすくなった」人の割合が高い。

肢体不自由のある人と内部障害のある人とでは大きく異なった認識が見られた。内部障害の ある人と難病のある人とでも大きな差があった。視覚障害のある人と聴覚障害のある人を比べ ると、同じ傾向を示す分野が多いものの、「マスメデイア」では聴覚障害のある人が利用しやす くなった割合が平均よりかなり高く、視覚障害のある人ではかなり低いなどの違いも見られた。 これらのより詳しい検討が必要とされる。

全体的に見て、とくに精神領域の障害(知的・発達・精神)および内部障害のある人たちが これらのバリアフリーの進歩から相対的に後れをとっていることが伺われた。これらの人々の 中には「もともととくにバリアフリー化を必要としなかった」などで「回答なし」となった人 も考えられるが、より詳しい検討が必要とされる。

表 障害種別に見たこの10年の変化の概要
  「利用しやすくなった」人の割合が平均より
10%以上高い 10%以上低い
交通 肢体  視覚                  知的  発達  精神  内部
公共施設 肢体                   難病                  知的           精神  内部
住宅 肢体                   難病 視覚  聴覚  知的  発達  精神  内部
生活用品 肢体  視覚                  知的  発達          内部
マスメデイア                   聴覚  難病 視覚                   発達  精神  内部
インターネット 肢体  視覚  聴覚  難病                  知的  発達  精神
電話・携帯電話 肢体  視覚  聴覚                  知的 発達  精神
コミュニケーション支援体制         視覚  聴覚                  知的 発達  精神 内部