Ⅱ 情報・コミュニケーション
イ インターネット
問26 インターネット
問26 過去1年間でインターネット(パソコンのホームページや電子メール)を利用しましたか。
| した | しない | 回答なし | 合計 |
|---|---|---|---|
| 1,073 | 1,047 | 71 | 2,191人 |
| 49.0% | 47.8% | 3.2% | 100.0% |
- 過去1年間にインターネット(パソコンのホームページや電子メール)を利用した人は、 49.0%(1073/2191人)、利用しなかった人は、47.8%(1047/2191人)で、利用する人と利用 しない人がほぼ半数がであった。内閣府「消費動向調査」によれば、6歳以上の人のうち2003 年にパソコンを利用した人の割合は、44.6%であったので、障害のある人々の利用率は、一 般の利用率と同程度と考えられる。
この利用率を地区別で比較すると、下表のようになり、中・四国地区の利用率が若干低い ものの全国的に高い利用率であり、障害者のインターネットに対するニーズの高さを物語っ ていると思われる。
| g(1) | した | しない | 回答なし | 計 |
|---|---|---|---|---|
| ①北海道・ 東北 |
139 | 121 | 8 | 268人 |
| 51.9% | 45.1% | 3.0% | 100.0% | |
| ②関東 | 277 | 218 | 15 | 510人 |
| 54.3% | 42.7% | 2.9% | 100.0% | |
| ③中部・ 甲信越 |
205 | 205 | 14 | 424人 |
| 48.3% | 48.3% | 3.3% | 100.0% | |
| ④近畿 | 170 | 168 | 10 | 348人 |
| 48.9% | 48.3% | 2.9% | 100.0% | |
| ⑤中・ 四国 |
121 | 170 | 10 | 301人 |
| 40.2% | 56.5% | 3.3% | 100.0% | |
| ⑥九州・ 沖縄 |
151 | 146 | 7 | 304人 |
| 49.7% | 48.0% | 2.3% | 100.0% | |
| 回答なし | 10 | 19 | 7 | 36人 |
| 27.8% | 52.8% | 19.4% | 100.0% | |
| 計 | 1073 | 1047 | 71 | 2191人 |
| 49.0% | 47.8% | 3.2% | 100.0% |
問26-1 利用していて困ったことがありますか
| ある | ない | 回答なし | 合計 |
|---|---|---|---|
| 542 | 475 | 56 | 1,073人 |
| 50.5% | 44.3% | 5.2% | 100.0% |
利用者に対して、困ったことがあるかを質問した結果、「困ったことがある」人が、50.5% (542/1073人)、「困ったことがない」人が44.3%(475/1073人)であり、半数以上の人が利用に なんらかの困難をきたしていることがわかる。
問26-2 困ったことは何ですか

- 困ったことの内訳は、「機器や通信にかかる費用が高い」43.2%(234/542人)、「使い方を教
えてくれる人が身近にいない」34.3%(186/542人)、「書かれている内容が難しい・分かりづ
らい」32.5%(176/542人)、「キーボードや周辺機器・ソフトウェアが操作しづらい」31.5%
(171/542人)、「画面の表示やデザインが見づらい」24.4%(132/542人)、「音声が聞きづら
い・分からない」10.0%(54/542人)、「点字ディスプレイ・ジョイスティック・読み上げソ
フト・その他の補助機器・ソフトウェアの開発普及や操作性が不十分」19.9%(108/542人)
となっており、購入費用の問題、学習の問題といったソフト的な問題が、機器開発や機器の
存在といったハード的な問題よりも課題となっていることがわかる。ただし、視覚障害者の
場合、「点字ディスプレイ・ジョイスティック・読み上げソフト・その他の補助機器・ソフト
ウェアの開発普及や操作性が不十分」と答えた人は、53.1%(60/113人)であり、もっとも
高い割合を示しており、機器の開発がまだ、十分ではないことが伺われた。また、知的障害
者75.0%(9/12人)、発達障害者71.4%(5/7人)は、「書かれている内容が難しい・分かりづ
らい」という回答であり、マニュアル類の工夫も必要であることがわかった。
(障害種別によるクロス集計表:表41)
問26-3 インターネットを利用しない理由は何ですか

- インターネットを利用していない人にその理由を尋ねた問いでは、「必要がなかった」が
61.4%(643/1047人)であった。障害種別の違いもなく、年齢による差もないので、ニーズ
がもともとないのか、ニーズが喚起されていないのかは、現時点では不明である。
(障害種別によるクロス集計表:表42)
問26-4 インターネットの利用についての自由記述
問26-4 インターネットの利用について、具体的にどのようなことで困りましたか。また、 それに対してどうしましたか。その結果はどうでしたか。改善に向けたご提案など も含め、自由にお書きください。
インターネットを利用していて困ったことに関する回答として、上記の「機器や通信にかか る費用が高い」、「使い方を教えてくれる人が身近にいない」、「書かれている内容が難しい・分 かりづらい」、「キーボードや周辺機器・ソフトウェアが操作しづらい」、「画面の表示やデザイ ンが見づらい」、「音声が聞きづらい・分からない」、「点字ディスプレイ・ジョイスティック・ 読み上げソフト・その他の補助機器・ソフトウェアの開発普及や操作性が不十分」以外のもの は、あまりなかったが、比較的多かったのは、トラブル発生時の対応に対する要望であった。
- 故障した時の対応に苦慮する。(男性、20代、視覚障害)
- 迷惑メールやフリーズしたとき不明による困難の解決。(男性、60代、聴覚障害)
- ウイルスなどで不調になっても、対応のしかたが分からなくて困った。(男性、40代、精神障害)
- パソコントラブルが発生した時など、エラーメッセージが出ても理解出来ない。(女性、50代、内部障害)