よくあるご質問をご確認の上、問題が解決しない場合はお問い合わせください。

1.国際シンボルマーク(車いすマーク)について

Q1-1.自家用車に貼ってもいいのでしょうか?
Q1-2.車に貼っていると駐車違反にならないのでしょうか?
Q1-3.障害を持っていないように見える人がマークを貼って障害者用の駐車場に止めているが、何とかできないのでしょうか?
Q1-4.車いす使用者だけが使えるのでしょうか?
Q1-5.拡大したり縮小したりしてもいいのでしょうか?
Q1-6.デザインは変更してもいいのでしょうか?
Q1-7.どんな建物に貼っていいのでしょうか?
Q1-8.トイレやエレベーターの入口に貼ってもいいのでしょうか?
Q1-9.身体障害者標識とはどこが違うのでしょうか?
Q1-10.そもそもシンボルマークはいつできたのでしょうか?
Q1-11.国際リハビリテーション協会ってなんでしょう?
Q1-12.日本ではいつ頃から普及したのでしょうか?

A1-1.自家用車に貼ってもいいのでしょうか?

個人の車に表示することは、国際シンボルマーク本来の主旨とは異なりますが、障害のある方が、乗車していることを、周囲にお知らせする程度の意味になります。
したがって、個人の車に表示しても、道路交通法上の規制を免れるなどの法的効力は生じません。
ご理解の上ご使用下さい。

A1-2.車に貼っていると駐車違反にならないのでしょうか?

国際シンボルマークは、道路の駐車禁止区域での駐車を認めるものではありません。
駐車禁止除外については、各都道府県の公安委員会が交付する身体障害者等用除外標章が必要です。
詳しくは、最寄りの警察署にお問い合わせください。

A1-3.障害を持っていないように見える人がマークを貼って障害者用の駐車場に止めているが、何とかできないのでしょうか?

障害者ではない人がマークを貼っているからといって、罰則がないのが現状です。
一方では、外から見た目ではわかりにくい内部障害者、ペースメーカの方もいます。
また、スーパー等の駐車場は私有地であるため、障害者優先駐車スペースは、施設管理者の責任において適切に判断されることになります。
ただし、現在、国や自治体において、建築物への設置基準が制定されております。
建築物にマークを設置する際は、国のバリアフリー新法や自治体のまちづくり条例などの基準に基づき使用することを推奨しています。

A1-4.車いす使用者だけが使えるのでしょうか?

すべての障害者が対象です。障害者が利用できる建築物、施設に貼ることができます。

A1-5.拡大したり縮小したりしてもいいのでしょうか?

シンボルマークの大きさは、10cm以上45cm以下が望ましい、と定められています。
しかし、縮小して雑誌や書籍などに掲載する場合や駐車スペース面に大きく書くような場合は拡大・縮小を認められています。

A1-6.デザインは変更してもいいのでしょうか?

デザインを独自に変えたり書き足すことは許されていません。色を変更してもいけません。
緑であるとか、赤であるケースを見かけることもありますが、認められておりませんので、正しい色である濃い青へ変更して下さい。
ただし、図柄全体を左右逆にすることだけは、条件付きで認められています。
当協会が商標権を取得していますので、勝手な変更は、商標権の侵害になりますのでご注意ください。

A1-7.どんな建物に貼っていいのでしょうか?

建築物へのアプローチに支障がないこと、入口が利用できること、施設が利用できること等の条件を満たした建物の入口に貼ることができます。
具体的な基準は、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー新法)等に定められています。

A1-8.トイレやエレベーターの入口に貼ってもいいのでしょうか?

トイレやエレベーター等建築物内の利用可能な施設の出入口に表示することも良いとされています。
しかし、その施設まで障害者が支障なく行けるようになっていなければなりません。
途中の通路に段差があって実際には使用できないといった場合は表示できません。

A1-9.身体障害者標識とはどこが違うのでしょうか?

身体障害者標識は、「クローバーマーク」と言われ、道路交通法に定められています。
「普通自動車を運転することができる免許を受けた人で、肢体不自由であることを理由に当該免許に条件を付されている人」は表示するように努める必要があります。

A1-10.そもそもシンボルマークはいつできたのでしょうか?

国際リハビリテーション協会(Rehabilitation International : RI)の総会が1969年に採択しました。
「各国ばらばらに使われているシンボルマークを統一したものとし、障害者の物理的環境改善のために使用しよう」という目的のもとに作成されました。

A1-11.国際リハビリテーション協会ってなんでしょう?

1922年に設立された、あらゆる障害を対象にした国際組織で、障害のある人々とリハビリテーションの専門家とが活動しています。
障害者問題に関する国連の民間諮問機関でもあり、本部は、ニューヨークにあります。わたしどもの協会が会員になっています。

A1-12.日本ではいつ頃から普及したのでしょうか?

1981年の国際障害者年を契機に障害者問題への関心が高まり、シンボルマークが広く使用されるようになりました。
わたしどもの協会が、国内の使用管理をRIから委ねられており、わが国のシンボルマークの正しい普及のための取り組みを行っています。

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