平成16年度 事業計画書 1 国際協力・交流事業の推進           (147,289千円) 世界的には、国連障害者の権利条約早期制定促進への動き、また、アジア 太平洋地域では、新「アジア太平洋障害者の十年」 (2003-2012)の推進、 という重要な課題があり、民間においても、これらを推進することが目標 達成のためには不可欠である。昨年のシンガポールで開かれたAPDF(アジア 太平洋障害フォーラム)設立総会並びに推進会議において、民間ネットワーク としてのAPDFが組織化された。本年度は、国際的には、APDF及びRI(国際リハ ビリテーション協会)をはじめとする関係国際団体と協力し、国内的には、 障害者団体及び関係団体が協力し、新たな連携を図るために設立された日本 障害者フォーラム準備会(JDF準備会)とAPDFとの組織的連携を図る。 2 リハビリテーションの振興・調査研究事業の充実 (59,390千円)                              国内の障害者団体及び関係団体が新たな連携を図る目的で設立されたJDF準備会 と協力し、「障害者基本計画」の着実な推進及び障害をもつ人の差別禁止と権利 にかかる国内法制度等の実現を目指す。また、従来から進めている障害者の自立 、社会参加、QOL(生活の質)の向上を具体化するための、障害者の保健福祉に 関わる総合的な研究については、なお一層の推進を図る。 具体的な調査研究としては、(1)総合リハビリテーション研究大会の開催、 (2)障害保健福祉総合研究事業の推進、(3)重複障害者を対象とした総合施設での リハビリテーション・サービスの実況と有効性についての調査研究事業、(4)WHO 国際生活機能分類(ICF)の研究及び普及等を推進する。 3 情報収集・提供事業の充実  (180,604千円) 障害者の自立、社会参加、QOLの大前提である知識の有効な蓄積と共有への完全 参加は、近年の情報とコミュニケーション技術の進展によって実現可能な目標と なった。その目標を達成するために、様々な取組みを情報センター中心に次の 事業の推進を図る。「障害保健福祉研究情報システム」は、内外の障害関係団体 の協力を得て、情報バリアフリーを実践するモデルWWWサーバーとして位置付け、 障害に関わる内外の情報を収集提供し、ノーマネットは、障害者自身によるイン ターネットを活用した情報発信を推進する。当協会が先導して開発・普及を進め てきたDAISY(Digital Accessible Information SYstem)など、情報バリアフリー の活動の情報提供とその活動を支援するソフトウェアの研修と普及を行っていく ことで、障害者の情報バリアフリーの実現をめざすことのほか、パソコンボラン ティア指導者養成事業を実施する。また、出版事業は障害者のリハビリテーショ ンと社会参加に関連する情報を積極的に提供するとともに、シンボルマーク普及 啓発事業の推進を図る。